増え続けるモノ
・現場
空家整理や遺品整理の現場でいつも思うのは、概して家の中に物が多いことです。玄関を開けるともう玄関口から物が散乱しています。なんでこんなに物が多くなるのかといつも考えてしまいます。
・捨てきれない性
物というものは徐々にその数を増やしていくものなのでしょう。徐々に増え続けて家の中にあふれかえる。結局、皆さん、物を捨てられないのです。
食品等の生ものは消費期限があるので、それを過ぎるとゴミとしてそれらを捨てますが、生ものでない物はなかなか捨てきれず、家の中に滞留しがちです。捨てきれない理由は様々ですが、その理由として考えられるのは、物に対する愛着やもったいないという気持ちなのではないでしょうか。
・愛着
物に対する愛着の気持ちは人それぞれですが、服、家具、食器、陶器、美術品、電気製品等々、それぞれの物に思い入れがあるものです。
自分以外の他人(家族でも)にはなんてない物でも、当人にとっては大事な物というものは多々あります。物の価値はお金が一般的な一つの判断基準となりますが、それが全てではないところが物の価値判断の難しさです。